1997年に故NEC-HEが発売したPC-FX用ソフトです。
ジャンルは「漫画家育成シミュレーション」。
基本的な目的は主人公を漫画家にする事ですが、漫画家になる以外にも様々なエンディングが用意されています。
システム的な部分ではオーソドックスなコマンド選択式の育成シミュレーションです。
主人公は、予めプレイヤーが設定できる「スケジュール」に沿って行動し、その結果によって成長して行きます。
ある程度成長したら、漫画を描き、出版社に持ち込むと言う流れが基本的な流れです。
また、単純に漫画を描くだけでは生活して行く事ができず、アルバイト等で生活費を稼ぐ必要があると言う現実的な部分もあります。
それらを繰り返して、ゲーム内時間で3年が経過するとエンディングを迎えます。
それまでの行動や発生したイベントによって、エンディングが決定されます。
なお、似たような作品にLeaf社の「こみっくパーティー」がありますが、本作品とは全く関係ありません。
余談になりますが、PC-FXと言う存在そのものがマイナーな機種で発売された為、当時の知名度は極端に低いものでした。
しかし、「こみっくパーティー」がヒットした事を期に、「こんなゲームもあったよ」と言う事で徐々に知名度が高まり、現在では比較的プレミアが付いているソフトになっているそうです。
※キャッチコピー
あふれる思いをペン先にこめて・・・
あなたに届けます!!
(付属の帯より)
めざせ! 売れっ子マンガ家!
(ケース裏より)
---そう、マンガ家になるっていう夢。
(ケース裏より)
もりだくさんのイベント数に
総時間数180分を超えるアニメーション!
夢をとるか恋をとるか・・・
始めてのマンガ家育成イミュレーションゲーム
(ケース裏より)
※不満な所
ゲーム期間が3年と長く、比較的単調なゲームなので、中だるみしやすい。
マウスに対応している訳でも無いのに、カーソルを移動するタイプの操作方法。
また、カーソルの移動速度が遅い。
見飽きるとキャラアニメが「高速」でも遅く感じられる。
結果、IIボタンを連打する事に・・・
いっその事「無し」を追加してくれれば、どれだけ遊びやすくなった事か・・・
漫画を作成する際、IIIボタンで簡単な説明を見る事ができるが、ジャンルが表示されない。
また、IIIボタンで簡単な説明が見れる事も説明書に書かれていない。
(まぁ、これがあったから漫画のジャンルを調べて見ようと思い立った訳ですが・・・)
戻る